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「終のすみか」

皆さん家を買うときに何を重視して選ばれますか?

立地、デザイン、価格、直感…?

家は人生で最も長い時間を過ごす場所であり、最も快適な空間でなければなりません。

実際に買うときにはいろいろと悩んでしまい、買うと決めた後も、「これで良かったのか」なんて不安になりますよね?

そう思わなかったという人は、よほど気に入った物件に巡り合えた幸せな方でしょう。

さて今日は少し別の角度から、「老後になっても過ごしやすい家」について考えてみます。

「なんでそんな先のこと…、」と思われる方も多いと思います。もちろんそれが最も重要なわけではなく、自分が気に入った家が一番ですので、まあ参考程度に聞いてください。

そもそもバリアフリー住宅ってどうなんでしょう?万が一将来、障害や病気をお持ちになられたとしても、その症状は千差万別です。万人に使いやすい住宅なんてあるはずがありません。

では、何を選んでも無駄かというとそういうわけでもありません。私がお勧めするポイントは、①玄関、②廊下幅、③立地、の3つです。

①玄関

玄関の構造によっては、外出回数が大きく異なってきます。外出しにくい環境にあると、ついつい家に閉じこもりがちになり、足腰がさらに弱くなっていきます。病院に行くのも一苦労なんてことになりかねません。具体的にはやはり段差ですね。戸建住宅の場合、ほとんど玄関上がり框、玄関ポーチなどに段差があります。もちろん全ての段差が問題になるわけではありませんが、形状や階段の向きなどにより、住宅改修ができない場合もあるので注意が必要です。ではマンションなら安心かというと、そういうわけでもありません。例えば風の強いマンションなどでは、重い開き戸は自分で開けれなくなる場合もあります。

②廊下幅

室内の手すりはあった方がいいでしょうか?最初から付いていても問題ないのは階段の手すりぐらいでしょう。それ以外の部分については、別に今すぐ必要ありません。むしろいつでも手すりが取り付けれるように壁に補強材が組み込んでいる方が、よほど将来役に立つと思われます。それよりも大事なのは廊下幅ですね。広ければ広いほど良いというわけではありませんが、廊下幅はなかなか変更できませんので、ある程度の広さ(できれば85cm程度)はあった方がいいですね。

③立地

当たり前のことですが、立地環境によって過ごしやすさは全く異なります。特にお年寄りの場合は、経済的にも影響を及ぼします。どういうことかと言いますと、例えば、近くにスーパーのある家とそうでない家では、将来ヘルパーに買い物を頼むときに、その費用が全く変わってきます。スーパーまで10分で行けるところに住んでいれば、買い物に要する時間が30分ですむのに、20分かかるところに住んでいれば、倍のヘルパー利用料が必要となりますね。病院が近くにあるなしでも同じことが言えます。、また家の周りに坂が多いと、平面で暮らすお年寄りより、同じような健康状態なのに、坂のために一人で外出することができない場合だって考えられます。

若い方は「うーん、こんなことばっかり考えてたら選べないよ!」とお思いですよね?

今日の話しはあくまで参考ですので。

ただ、中には今からローンを組んだら定年する頃には完済できて、老後の住宅費が必要なくなると期待して家を買われる方や、そう勧められて買おうと思われている方もいらっしゃると思います。少なくてもそういう方にとっては、その家が「終のすみか」になる可能性が高いので、頭の片隅にでも残して頂ければと思います。

家は最も高価で難しい買い物です。満足できる家を購入したいものですよね。

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