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ブログ講座【後期高齢者医療制度①】

気まぐれブログ講座を再開します。

今回はFPらしく、今話題の「後期高齢者医療制度」を取り上げてみます。

そもそもこの制度を説明する前に、皆さん<保険>の仕組みってご存知ですか?

日本は国民皆保険、国民皆年金なので、望む望まざるにかかわらず何らかの保険にはご加入されていると思います。

またそれ以外にも、民間の生命保険や医療保険、車の損害保険や火災保険などにご加入の方も多いでしょう。

そもそも<保険>とは、「偶然に発生する事故によって生じる経済的不安に備えて、多数の者が掛け金を出し合い、それを資金として事故に遭遇した者に一定金額を給付する制度」です。

年金・医療・介護・労災・雇用などの公的保険の他、民間企業が運営する生命保険・医療保険・年金保険・損害保険などがあります。

ここでは保険の仕組みについて簡単にご説明致します。

まず始めに、

【保険者】運営主体。保険事故発生に伴い保険金支払いの義務を負う者。

【契約者】契約の申し込みをする者。保険料支払いの義務を負う者。

【被保険者】保険の補償を受ける者。保険の対象となる者。契約者とは異なる場合がある。

【保険事故】保険者がその事実の発生を条件として、保険金の支払いを約束した偶然な事故。

という4つの用語を覚えてください。

国民健康保険の例をあげると、【保険者】は市町村、【被保険者】は加入している個人、【保険事故】とは病気やケガなどを患うことを表します。

我々が「保険証、保険証…」といつも言っているものは、正しくは「被保険者証」と言います。

そして、【保険事故】とは前述のとおり、「偶然な事故」である必要があるため、ケンカなどでケガをしても、原則的には公的医療保険は使えないことになります。

ただ「偶然な事故」でなくても保険が給付される場合もあります。

例えば雇用保険の失業給付については、会社の倒産や定年退職時などに支給されるのが原則ですが、自己都合による退職でも給付が行われます。そのかわり、偶然ではなく故意(自己都合)なので、ペナルティーとして3ヶ月間の待機期間が設けられているというわけです。

また【保険事故】とは、いわゆる一般的な<事故>ではなく、保険金支払いの要件になることを表します。つまり、老齢年金でいうと「65歳に達すること」、介護保険でいうと「要介護・要支援認定を受けること」が【保険事故】ということです。

要するに<保険>とは、運営主体である【保険者】と、掛金を支払う【契約者】、及びその保険給付の対象となる【被保険者】(契約者と被保険者は同一のことが多い)が存在し、【保険事故】が発生すれば、【保険者】から【被保険者】に対して【保険金】が支払われるという仕組みになっているのです。

このあたりのことをご理解頂いた上で、「後期高齢者医療制度」についてご説明したいと思います。

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